新年のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
令和7年の輝かしい新春を迎え、謹んでお慶び申し上げます。
皆様方には、日頃から交通安全活動に深いご理解と多大なるご協力を賜り、深甚なる敬意と感謝を申し上げます。
昨年、当協会では、悲惨な交通事故を減少させるため県警や関係団体のご協力により、四季の交通安全運動や交通事故防止大会などを通じて交通安全の広報啓発に努めるとともに自動車学校での初心運転者教育や警察から委託を受けた運転免許の更新時講習の実施などにより県下の交通安全に努めて参りました。
しかしながら、昨年の県下の交通事故をみてみますと、人身交通事故の発生件数や負傷者数は減少したものの、死者数は前年よりプラス20人と大きく増加しており、11月22日と12月24日の2度にわたり交通死亡事故多発県内警報が発令されました。
昨年の交通死亡事故の特徴を見ますと
  • 夜間の交通事故が増加
  • 交差点での事故が増加
  • 歩行者の死者が増加
  • 高齢者の死者が6割強
  • 自動車乗車中の死者が約4割でシートベルト非着用者の死者が半数近くを占める
の項目があげられており、横断歩道を横断中の歩行者が被害に遭う事故も多く発生し、飲酒運転による事故も未だに絶えないなど、依然として厳しい状況が続いております。
このため、当協会としましては、民間の交通安全活動推進の中核的組織として、交通道徳の普及と交通事故の防止に関する事業を行うとともに、交通の安全と円滑に寄与するという設立の目的を踏まえ、本年の活動重点を
  • 高齢者の交通事故防止
  • こどもの交通事故防止
  • 横断歩道における歩行者最優先の徹底
  • 飲酒運転の根絶
  • 自転車の安全利用の促進
  • 全ての座席のシートベルトの着用とチャイルドシートの正しい使用の徹底
  • 夕暮れ時と夜間の交通事故防止
と定めました。
この活動重点に基づき、県や県警をはじめとする関係機関のご指導をいただきながら、各地区の交通安全協会と「交通事故のない安全・安心な岐阜県」をめざして、効果的な交通安全活動を推進してまいりたいと考えておりますので、今後とも一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

岐阜県交通安全協会について

岐阜県交通安全協会は、民間の交通安全活動の中核的組織として、交通の道徳の普及と交通事故防止に関する事業を行い、交通の安全と円滑に寄与することを目的とする一般財団法人です。
関係機関・団体と連携の下、交通安全意識の向上と、交通事故の防止を図るため、様々な活動を展開しています。

地区協会の活動

県内の22地区に、地域における交通の安全と円滑を図る目的で、地区交通安全協会ごとに活動を行っております。

自動車学校

岐阜県交通安全協会では、県内に5校の自動車学校を経営しており、人に優しく、より優秀な運転者の養成に努めています。
また、自動車学校の収益等を大きな財政基盤として、各種の交通安全事業を行っています。